子供と真正面から向き合うこと。

「カリタスの園」の児童養護施設で毎週一回行っている学習指導ボランティアについて、今回は書きたいと思います。

今は、基本的に毎週木曜日に行っていて、中学2年生の男の子を受け持っています。
先週教えに行った日は、ちょうどテストの前日でした。
なので木曜日だった昨夜は、そのテストの採点結果を施設職員の先生が教えてくれました。
結果は、・・・86点!
普段は、計算問題は解くけど文章題はいつも手つかずのその子なんですが、先週の家庭教師の時間に、「このパターンの文章題が出るはず!」という私の予想問題を一点集中で訓練しまして、見事に的中。
本人としてもばっちり理解して解けたようで、答案を嬉しそうに見せてくれました。(イエイ!)
文章題について苦手意識が強く、どうせ問題文を読んでも解けないという思い込みがあり、これまでなかなか鉛筆が動かないのですが、これをきっかけに打開できればなあと思っています。

昨夜は、子供がちょっと気を良くしているうちに、解らないし嫌いだからやらなくていいと言い張っていた英語の勉強を始めることにしました。
前々から狙っていた作戦です。(笑)

これが、学生時代に結構な数をこなして身に付けた、私の家庭教師でのテクニックであります。
上から抑えつけて指導するのではなく、今回のような成功体験をどうにかして力業でさせたり、「この人の教え方なら理解できるかも」と思わせる演出をして、子供に「一緒に頑張ってみようかな」と思わせられればこっちの勝ち。(笑)
子供に対し、下手(したて)に出るようなことはしませんが、子供の中から自然と信頼感が生まれるよう、真正面から全力で取り組みます。

私自身、そんな子供と向き合える時間が楽しいのです。

話は変わりますが、先日、NHKのにっぽんの現場「君を信じておれは待つ ~暴走族脱退ボランティア~」という番組を見ました。
週末、暴走族のたまり場になる広島の繁華街で、少年達に話しかけ、暴走族から引き離す取り組みをしている方のドキュメントでした。
その方は、仕事は別に持たれている中年男性の方で、警察と連携して、ボランティアで活動をされていました。
たあいのない話を続け、少しずつ少年達の心を開かせる。なんとか立ち直らせようと尽力するが、期待通りにはいかず、何度も約束をすっぽかされ、逮捕される少年も・・。
それでも、その方は、少年を信じて接触を続け、見守り続けていました。

ここまで真剣に真正面から子供たちに向き合っている姿に、心からすごいなと思いました。
やっぱり、いつかは私もそのような仕事がしたいなと改めて思いました。

今、家庭の複雑な事情などにより、悩みを抱えている子供たちは多く存在するのに、虐待や非行行動など実際に問題が表面化しないと対応がスタートしない現状ではないかと思います。
もちろん、警察や児童相談所などの関係機関の現場で仕事をされている方は一生懸命対応されていますが、発生件数がものすごく増えているので、その数に追われ、立ち直らせるまでのフォローまで社会の仕組みとして対応できてないように感じています。

これからの社会を担うべき人間が自立できる環境を作らないと、支えられる人が増え続け、国家として地域として、社会保障費を賄いきれなくなるのではないかと思います。
私もこの分野について現場と制度をしっかり勉強して、少しでも良い社会づくりがしたいと、その番組を見て改めて思いました。
この国に生まれた子供達に、頑張れば未来は拓けるということを実感させられるようにしなければ。

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